言いたいだけ

愛と、愛ゆえの毒を徒然なるままに

バーでの出来事

先日、女子会終わりで1人でバーに行った。

マスターと少し話して

1時過ぎだったからチェックをお願いした。

 

そしたら

「もう帰っちゃうんですか?」

って声が。

 

声の主は2つ隣の席の男の人。

 

マスターとしてた話の内容が気になったみたい。

 

帰るのはナシにして

名前も知らないその人と朝まで話した。

 

昔聴いた音楽の話ばかり、何時間も。

 

レッチリスマパンBloc PartyMaroon5

The Perishers、ColdplayGRAPEVINE

黎明期のトランス、最近のDub Stepのこと。

デスキャブ、Snow Patrol

 

 

彼はモエを飲んでて

あたしにもご馳走してくれた。

 

泡はうまい。

 

いくら飲んでも

心地よいほろ酔い気分でいられる。

 

 

朝方、帰る段となり

自分の泊まってるホテルに来ないかって誘われた。

 

この歳になると

流れに身を任せてみてもいいかな…とも思うようになってて。

思い切って、一緒にタクシーで向かう。

ちょっと小奇麗なホテルの最上階だった。

東京からこのバーに来るためにこんな田舎に時々やって来るらしい。

 

彼はめっちゃくちゃ酔ってて

部屋に着くとベッドに倒れこむように寝転がって。

手招きされてそのベッドに、ちょっと離れて横になった。

 

気怠く伸びた腕に引き寄せられて

抱きしめられた。

 

まぁ、想定内だよね。

いい年してこれくらいでドキドキしない。

 

でも彼はすぐ寝てしまった。

ベロベロに酔ってたから、寝息は酒の匂い。

 

しばらくそのまま腕の中でボーッとしてたけど

ヒマだし、何よりシャワーが浴びたくなって。

そっとベッドを抜け出して家に帰ってきた。

 

 

頭の中で

さっきまで話してた色々な音楽が頭をグルグル回ってた。

 

家に帰りシャワーを浴びて

ほんの少し残ってた彼の気配も洗い流して。

 

髪を乾かして布団に入ったら

あっという間に眠ってしまった。

 

 

目が覚めたら1日終わってた。

 

彼が泥酔してなかったら

どうなってたのかな、とか考えたりした。

 

安っぽい肉体関係でも

それはそれで良かったんだけど。

 

きっと悪くない、久々の出会いだった気もしたけど。

 

マスターが呼んだから彼の下の名前だけは知ったけど

聞かれたから答えた、あたしの名前を彼も知ったけど

 

ただそれだけ。

 

つかの間の楽しい時間に

人との出会いの嬉しさを少しだけ思い出した。

 

 

でもきっと泥酔して覚えてないだろうから。

ご馳走になったお礼だけ、簡単に手紙に書き付けて

マスターに託しとこう。

 

 

しかしあたしときたら

彼が青山の某ジャズクラブの近くに住んでると聞き

まっさきに思い出したのはシゲのこと。

青山!ただそのワードだけなんだけども。

 

こんなときでも

あたしはいの一番でシゲとは、まったくどうしようもない女だぜ。

あはは。

 

 

 

 

 

しかしやっぱり一人は良い。

一人の気楽さに勝てる幸せはねーよ。